カテゴリ:新生児科医 加部 一彦先生



生後1ヶ月前後までの赤ちゃんは、授乳の度にうんちをすることが多いですが、月齢が進むにつれてうんちの回数は減って行く事が一般的です。 赤ちゃんは腸の動きもまだ活発ではない上に、授乳の度に空気を沢山のみ込んでしまうことも排便に影響します。...
生後2ヶ月の赤ちゃんの場合、母乳にしてもミルクにしてもまだ排便の量はそれほど多くありませんし、哺乳時に空気も一緒に沢山のみ込んでいるため、お腹の中は空気だらけのことがほとんどです。...
皮膚が未成熟な子ども、特に乳児期には様々な原因で湿疹ができます。 湿疹を治すためには、その湿疹の基となった原因に対する治療を行う必要がありますが、現実には湿疹の原因をはっきり突き止める事は簡単ではありません。...
乳幼児の平熱は36.5~37.5℃と言われています。 また、体温には個人差があり、中には体温が常に高めの赤ちゃんも存在し、いつも37.5℃前後あると言うお子さんも少なくありません。 これは脳の体温を調節する部分がまだ未完成なためで、このため乳児の体温は外気温にも影響されやすく、特に外気温が高くなる夏場は、熱中症に大人以上に注意が必要です。...
お母さんからもらってくる免疫物質は4ヶ月をすぎると次第に少なくなってきてしまいます。 実際、この位の時期から咳や鼻水などの症状が見られたり、初めて熱を出したりする様になります。 ただ、この時期には赤ちゃん自身の免疫機能も働き始めていますので、特別何か気をつけることはなく、身体を清潔に保つなどそれまで同様な配慮を続ければよいと思います。...
私たちの体温は、外気が寒かろうが暑かろうが大体36度台で安定しています。 しかし、子ども、特に3歳未満の乳幼児は、体温調節機能がまだ未成熟なために、外気温が極端に高かったり低かったりした場合、影響を受けて体温が不安定になってしまう事があります。 その様な際に体温を調節する方法はいくつかありますが、どの様な服を選ぶのかもその一つです 。...
首がすわる前の赤ちゃんには「向き癖」が見られ、そのために何度頭の位置を変えても、いつも同じ方向を向いてしまいます。 このため、生後2ヶ月を越える頃には、いつも下になっている頭の部分が平らに変形する、いわゆる「絶壁頭」になる事が多いです。...