生後1ヶ月前後までの赤ちゃんは、授乳の度にうんちをすることが多いですが、月齢が進むにつれてうんちの回数は減って行く事が一般的です。
赤ちゃんは腸の動きもまだ活発ではない上に、授乳の度に空気を沢山のみ込んでしまうことも排便に影響します。
おならがよくでている様であれば、とりあえず腸管は動いていると考えられ、うんちが毎日出ていなくてもすぐに心配する必要はありませんが、2日程度うんちがでていないのであれば、綿棒などで肛門を刺激してみると良いでしょう。
また、大人よりも沢山水分を取る必要がある乳児期、特に夏場の暑い時期は、水分摂取量が少なくなるとおしっこは濃くなり、便が硬くなってしまいます。
離乳食が進み便秘になった場合には、一日にどのくらいの水分が取れているかを見直してみることも必要です。
回答：新生児科医 加部 一彦先生
情報提供：ピジョン にっこり授乳期研究会