Q:母になる自覚はどのように芽生えるのでしょうか?

二人の先生からの回答があります。

 

回答1:小児科医 堀内 勁先生 

 

私たちが以前行った調査で、「母親になった実感がわいたときはいつですか?」という問いを投げかけたことがあります。

 

経腟分娩・帝王切開分娩をしたどちらのお母さんでも、①産んだ瞬間、②初めての授乳で乳首を吸われたとき、③バースカンガルーケア (※)をしたとき、④抱っこして赤ちゃんが泣き止んだとき、⑤授乳がうまくいったとき、⑥家に戻ったときの順に多い結果でした。

 

無痛分娩をしたお母さんでは、①バースカンガルーケアをしたとき、②乳首を吸われたとき、③産んだ瞬間でした。

 

親になっていく自覚は、人によって少しずつ違いますが、我が子とのふれ合い、日々の育児の中で芽生えていくのでしょう。

 

(※) バースカンガルーケアとは、赤ちゃんが生まれた直後に、裸の赤ちゃんをお母さんの胸の素肌の上で直接抱っこして過ごしてもらうことをいいます。赤ちゃんの体の状態が落ち着きやすくなる、母乳育児成功に良い効果がある、愛着形成が促されるなどの効果があることが分かっています。

 

 

回答2:臨床心理士 橋本 洋子先生子

 

 赤ちゃんと出会うことで、母になる自覚は芽生えます。

赤ちゃんがお母さんを育ててくれるのです。

 

赤ちゃんに没頭する時間を重ねる中で、ふと気づくとお母さんになっている自分を見つけることでしょう。

 

ただし、母としての自信が芽生えるには、もう少し時間が必要かもしれません。

 

泣きやまない子を抱いて途方にくれたり、授乳に苦労したり、無我夢中の時を経て、「この子のお母さん」としての自信が芽生えるのだと思います。

 

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